「ギリシャのセットプレーの攻撃の迫力は一番迫力があった」
このテストマッチで守備陣は飛車角落ち状態のギリシャだったが、攻撃の方は最大の武器であるセットプレーの迫力が凄まじかったという。幸いにして韓国はゴールを割られずに済んだが、何度かヒヤリとする場面も作られている。
「私が韓国代表コーチに就任してから、ブラジルやクロアチア、ロシア、コスタリカ、アメリカ、メキシコといったW杯出場国と親善試合をやってきましたが、ギリシャのセットプレーの攻撃の迫力は一番迫力があった。
キッカーと合わせる側のタイミングも息が合っていましたし、その凄味は突出していると思います。欧州予選を見ても、ギリシャは堅守とリスタートからの得点で1点差ゲームを確実にモノにしてきている。そこは警戒が必要でしょう」と池田氏は相手の長所を口にしていた。
日本代表の最近の戦いを見ても、リスタートからの失点が非常に多い。アジアレベルの相手でも簡単にゴールを奪われているケースがある。ギリシャはそのレベルをはるかに超えている。そこは徹底的に対策を講じていくべき部分だろう。
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