「JAPANESE ONLY」より悪質なこと
罰はふさわしかったか? ノー。
罰を与えることは、人として当然の事だったか? イエス
20人ほどのファンによる走り書き「JAPANESE ONLY」は、スタジアムへの入場を禁止された4万人のファンにとって正当な理由にはならない。――今回の罰は、この行為にはふさわしくない。
しかし、レッズ・サポーターは、以前にもまるでピッチ上のように様々な攻撃を生み出し、注意を受けてきた。特に清水に対して。
昨年、彼らは埼玉スタジアムでエスパルスに1-0で敗れた後、エスパルスのファンを監禁した(2013年、彼らは外へ出られなかった。今年は中へ入れなかった。2015年には何が待ち受けているというのか?)。
さらに、数人のまぬけな人間はアウェーゲームの後、エスパルスのバスへ爆竹を投げつけた。それら両方の事件は、実際は今回の横断幕の問題よりもはるかに悪質だ。
実は、今回の悪名高い「JAPANESE ONLY」の横断幕を見た私の最初のリアクションは、笑った程度だった。
それは、チームに所属する日本人選手のプライドを苦手な英語を使って表現したかったのか?「ハードコア」であることを示したかったのか? 本当の人種差別だったのか?
私自身、このいずれかに正解があったとしても、笑顔で流せる程度のことだと感じた。
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