「試合の中で融合してきた。確実に『7点』がふさわしい」
地元ローカルテレビの「7 Gold TV」のパオロ・ヴィンチ記者は『7点』と高い評価を付ける。
「本田は今日はいい試合をした、今季一番の出来だった。とてもモチベーションが高かったように見えた。特に後半、たくさんボールを奪った。試合の中で融合してきた。確実に『7点』がふさわしい。美しい本田、最高の本田。チームメイトとも合って来た。よく後ろまで下がって守備のカバーをしていた」
フィオレンティーナ戦で尻上がりに調子を上げたことが評価されたようだ。勝利は何よりの良薬である。
一方、フィオレンティーナ番の視線は厳しいものがあった。「トゥットメルカート」電子版のラファエッラ・ボーン記者は初めてスタンドで目撃したACミランの背番号10に対し、さほど感銘を覚えなかったようだ。
「私はさほど本田を気に入らなかった。正直言ってもっと期待していた。ミランのマーケットでの目玉の獲得選手だった。この目でやっと見ることができた。2-0でミランが勝った試合なので、『6点』をつけるが、正直及第点にも及ばない」
ミランと本田の不振を見守り続けた番記者はその復調を祝福し、及第点以上を与えているが、ミランのエースにふさわしいかといえば、まだすべての疑問を払拭できるようなパフォーマンスではないのかもしれない。
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