「後半は確実によりいいプレーだった」
ACミラン本田圭佑は26日の敵地フィオレンティーナ戦において右攻撃的MFで先発フル出場を果たした。攻守に渡り奮闘し、2-0勝利に貢献したことで、イタリアメディアからは及第点を手にすることができた。
「コリエレ・デロ・スポルト」紙のフリオ・フェデーレ記者は『6点』を与えた。
「後半がよかった。前半は何かに縛られていて、難しかったが、後半はいいスタートをきって、いいプレーをした。よりスペースが生まれたからかもしれない。フィオレンティーナは前に出て、背後のスペースを空けていた。
いつも僕が言っていることだが、彼は縦のプレーを意識する必要がある。横にではない。前半はさほど良くなかったが、後半は確実によりいいプレーだった。だから『6点』だ」
これまでの試合と異なり、ミスの減った本田のプレーを評価したが、リスクの少ない横パスではなく、えぐるようなドリブルやスルーパス、クサビのパス、シュートなど前を意識するような「背番号10」らしいプレー面での輝きを求めた。
「正直ミランは運がよかった。(相手の)マトリは2ゴールをミスしたから。いい試合をした。サンプドリア戦と続いて、ミランにとっては今までの試合、最高のプレーだった」
クラレンス・セードルフ監督の去就問題に発展していた苦境を乗り越えるような大きな勝利だった番記者は語る。