「2、3年前から考えていた」
プレミアリーグに在籍するプロサッカー選手のイメージと言えば、スポーツカーや豪邸などが挙げられるが、スペローニは34歳にして母親の味を求め、現役中にレストラン開業という選択肢を選んだ。
スペローニは昨年末にオープンした自身のレストランについて、「2、3年前から考えていた。母親ともメニューや料理について話したし、僕は母の家で食べる夕飯のような料理を提供したかった。かなり努力したし、レストランは順調だ」と話した。
アルゼンチンでプロデビューしたスペローニは、デビュー1年が経った2001年、22歳の時にスコットランド1部のダンディーへ移籍。04年から在籍するクリスタルパレスでは約10年間プレーしており、08年から3年連続でクラブの年間最優秀選手に選出されるなどし、昨シーズンには2部リーグのプレーオフを勝ち抜いてプレミアリーグ昇格に貢献。今では同クラブの古株としてファンの伝説的選手となっている。
主に地中海料理を提供する「スペローニズ」は、イタリア、アルゼンチンに加え、スペローニの妻の故郷スペインの料理を融合させており、ファンだけでなくチームメイトも頻繁に足を運んでいるという。クリスタルパレスは現在、第28節を終えて16位と残留争いを繰り広げている。
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