横断幕の禁止、期間は設けていない
――横断幕やフラッグの許可はいつぐらいを目処に考えていらっしゃるのですか?(記者C)
「今皆さまには『当面の間』と申し上げております。この『当面の間』の意味は、我々がある一定のルールの中で管理できるような確証を得た、それとやはり、そういうものに対してファン・サポーターの方がご理解、ご協力をいただけると判断できるような段階になった時に、やれるのかなと思っております。
場合によっては、順次ある旗からはOKということで取り進めることも視野に入れて考えていきたいと考えています」
――期間としては特に設けていないのですね?(記者C)
「はい」
――今いただいているこのリリースの中で、4段落目に『まずはクラブの風土・意識を改革します』と書いてありますが、ご就任されて早々恐縮ですが問題となるべきクラブの風土と意識というのは社長自身どのようなものだとお考えですか?(記者D)
「今回の問題の発端が、掲示された横断幕に対する意識、感性が低かったというのがございます。
それと、ここにも書いておりますが、旧来積み上げてきたサポーターとの関係、これは自主を重んじてできるだけサポーターの皆さまが盛り上げていただくという、観客が築いてきたわけですけども、ともすればそれがやはり甘くなってしまうと言うか、あまりにも頼りすぎてしまうという部分も出てくる。そういう意識をもう少し変えていかなければいけない。
特にこういう差別問題について、断固たる意識を持てるような、意識をレベルアップしていかなければならないと思っていますし、また社内の一つひとつの仕事の中で、かなり良くはなってきているのですけれども、横の連携をしっかりしていくことも必要ではないかなと今考えていまして、そういったものに取り組んでいきたいと考えております」
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