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フランスで独走、PSGの真の実力がわかるCLチェルシー戦。モウリーニョは挑発「若手の成長には有意義な試合」

フランス、リーグ・アンで首位を独走するパリ・サンジェルマン。国内では敵なしの彼らにとってCLは貴重な大会だ。果たしてベスト8で対戦するチェルシー相手にどんなサッカーを展開するのか。真価が問われる一戦だ。

text by 小川由紀子 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography , Ryota Harada

フランスでは敵なしのPSG

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国内では敵なしのPSG【写真:原田亮太】

 パリ・サンジェルマンのチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の対戦相手がチェルシーに決まった。

 国内リーグで敵なしの彼らは現在、首位を独走中だが、そもそも今季のリーグ・アンには、長らく宿敵と言われてきたマルセイユも含め、彼らとの対戦にガチンコ勝負を挑んでくるチームはほとんどいなかった。

 どこも「ドローで勝ち点1なら上出来」の姿勢で、とにかく厚い壁を作って守りに守る。毎試合、PSGに求められるのは、その厚い壁を破ってゴールを獲りに行くことであり、相手も攻めてくるオープンゲームの中で、守りつつ攻める、という試合は無いに等しかった。

 CLでも組分けに恵まれ、グループリーグはオリンピアコス、ベンフィカ、アンデルレヒト、そして第2ラウンド初戦の相手はレバークーゼンと、欧州カップ戦の4強常連クラブとは当たっていない。

 がしかし、リーグ・アンで唯一彼らに真っ向勝負を挑んできた相手、現在2位につけるモナコには、ホーム、アウェイともに引き分け、3位のリールにもホームでドローと、上位チームとの直接対決では実はまだ一度も勝っていない。

 そんな彼らにとって、チェルシー戦は真の実力を測る格好の場だ。対戦相手を観察する目的もあって、3月22日のチェルシー対アーセナル戦を観に行って来た。

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