手に触れたのはチェンバレンだが退場したのは…
2-0とホームのチェルシーがリードしていた場面の17分、さらにチェルシーが攻め込み、アザールがシュート。ボールはわずかにゴールマウスを外れていたように見えたが、アーセナルのチェンバレンが思わず手で触れてしまった。
すぐに笛が吹かれ、PKの判定。1点を防いだプレーとしてアーセナルにはレッドカードが提示されるのだが、なんと退場したのはチェンバレンではなくサイドバックのギブス。アーセナルの選手たちはアンドレ・マリナー主審に何度も抗議していたが、覆らず、ギブスはピッチを後にした。
現地放送でもこのシーンは何度も流されていたことから、誰もが疑問に思う判定だったのだろう。
手に触れたか触れていないか、一瞬で判断することは難しく、そこで誤った判断することは珍しいことではない。だが、人を間違えるのは極めて稀。主審はアシスタントレフェリーに何度も確認していたことから、はっきりと見えていなかった可能性もある。ただ、アシスタントレフェリーからは遠い位置だったため、そこでも正確なジャッジが出来ていたかは疑問だ。
なお現地実況によれば、マリナー主審は退場者を間違えたことを認めたという。さらに試合は6-0というこれまた驚きのスコアでチェルシーが完勝した。
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