「日本代表のユニフォームを販売してはならない」
旭日旗をめぐってまたも議論を呼びそうな発言が飛び出した。
韓国の保守系の政党・セヌリ党の国会議員キム・ウルドン氏が日本代表のユニフォームを問題視。デザインが旭日旗であると断定し、痛烈批判した。韓国のネットメディア「NEWis」が19日伝えた。
「NEWis」によればキム氏は「W杯で旭日旗を用いたユニフォームを使用することで、軍国主義の復活を想起させる。あの胸のデザインは誰が見ても旭日旗だ。日本が説明する選手が走るイメージは理解できない。
戦犯国家の日本はFIFAの規定を破ろうとしている。これはW杯の政治利用だ。相応の制裁を与えるべきだ。FIFAが公式サイトで販売中している日本代表のユニフォームを販売してはならない。 韓国政府と大韓サッカー協会もこの問題に相応しい対応をしなければならない」と主張している。
旭日旗をめぐっては先日、アメリカのペンシルバニア大学で、構内のステンドグラスに旭日旗がデザインされているとして韓国人の学生が問題提起するなど、過剰な反応は収まりを見せない。
ステンドグラスは戦前の制作と見られ、大学側もキリスト教に関連するものだと説明したが、学生側は完全撤去を望んでいるという。
今回のキム氏の発言は国会議員という立場から発せられたものであることから大きな影響が出ることも考えられ、W杯が近づくとさらに過熱する可能性もある。サッカーの祭典でサッカー以外の話題で過熱することは残念でならないのだが。
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