チーム内での序列が上がった香川、出場の可能性も
まず、マンチェスター・ユナイテッドがオールド・トラッフォードにオリンピアコスを迎える一戦。
初戦は、ホームのオリンピアコスが2-0で勝利。過去のデータを見てみると、初戦ホームチームの18勝1敗。オリンピアコスの勝ち抜け確率は、実に95%と高い数字となっている。
ウィリアムヒル社のオッズでは、ユナイテッドに1.5倍、ドローに4.33倍、オリンピアコスに6倍。クラブの名声に加えホームということもあって、この試合に関してはユナイテッド有利の配当となっている。
しかし、ユナイテッドは16日にホームで行われた宿敵リバプールとのダービーで0-3と惨敗。結果はもとより内容でも圧倒されており、ホームのサポーターの前で屈辱的な90分間を過ごした。
さらに、この試合後にはウェイン・ルーニーが「フットボール人生で最悪な一日だった」と落胆をした様子を見せるなど、チームへ与えたダメージは大きかった。
そんな中、香川真司は出場の可能性があるかも知れない。オリンピアコスとの初戦後のリーグ戦2試合でアントニオ・バレンシアはベンチ外、アシュリー・ヤングはベンチのまま出場機会がなかった。
モイーズ監督が「今後は出場機会が増える」と語ったのは、香川の評価が上がったというよりは、バレンシアとヤングのポジションをはく奪したため“少しだけ序列が上がった”という意味だと考えられる。
すなわち、これまではマタ→ヤング=バレンシア→ヤヌザイ→香川だったのが、8日のウェスト・ブロムウィッチ戦からマタ→ヤヌザイ→ウェルベック→香川となったのではないだろうか。