英雄ドログバがロンドンに帰還
この2試合で注目なのは、やはりチェルシーVSガラタサライの一戦。
チェルシーの元エース、ディディエ・ドログバがスタンフォード・ブリッジに帰還するとあって、サポーターも暖かく迎えるはずで、スタジアムの雰囲気は最高のものとなるだろう。
ガラタサライのホームで行われた初戦は1-1の引き分け。過去のデータによると、初戦ホームチームの13勝18敗でチェルシー有利となっている。
ウィリアムヒル社のオッズでも、チェルシーに1.4倍、ドローに4.2倍、ガラタサライに9倍と、チェルシーの勝ち抜けが予想されている。
ガラタサライは、国内リーグにおいてホームでは10勝2分け0敗と圧倒的な強さを誇っているものの、アウェーでは3勝8分け2敗と勝ち切れない様子。
対するチェルシーは、プレミアリーグでのホームで13勝2分け0敗と無敗なうえ、33得点9失点と鉄壁の強さを誇っている。
ガラタサライはアウェーゴールを許しているため、最低でも1得点は必須。チェルシーは無失点で終えれば勝ち抜けとなるが、ジョセ・モウリーニョ監督にとって「ホームで無失点」というミッションはさほど難しいものではないだろう。
とはいえ、ガラタサライはCLグループステージでのユヴェントスとのアウェーゲームを2-2に持ち込んでベスト16入りを果たしている。ドログバは、古巣への帰還ということもあって、否が応でもモチベーションは高まっているはず。ヴェスレイ・スナイデルを含めた攻撃陣が1点をもぎ取れば可能性は見えてくるはずだ。
ただ、ガラタサライが早い時間帯に先制してしまえば、チェルシーの圧力に負けて逆転される可能性も高いため、じっくり耐えて後半勝負に持ち込みたい。
この一戦は、ここまでのベスト16のなかで唯一どちらに転んでもおかしくない試合といえる。
チェルシーが早々に2点、3点と取ってしまえば話は別だが、ガラタサライにはスリルのある試合を見せてほしい。