「なぜマタがジョゼ・モウリーニョ監督に見切りを付けられたかが見て取れる」
マンチェスター・ユナイテッドは16日、プレミアリーグ第29節で宿敵リバプールとホームで対戦し、0-3で敗れた。香川はベンチ入りしたが出場しなかった。
今回も4-2-3-1の布陣で臨んだユナイテッドは、前節に続いてオランダ代表FWファン・ペルシーを最前線に置き、2列目トップ下にはイングランド代表FWルーニー、右にスペイン代表MFマタ、左に19歳若手MFヤヌザイを配した。
前節には同攻撃陣でウェストブロミッチに3-0で快勝したユナイテッドだったが、懸念されていた「大一番での実力」が浮き彫りとなった形となり、攻撃陣が振るわず、守備が崩壊して大量失点を喫した。デイビッド・モイーズ体制は今季9敗目となり、いよいよ解任論も現実味を帯び始めた。
ユナイテッドは前半34分、DFラファエウのハンドでPKを献上すると、後半開始直後にもDFジョーンズが相手MFアレンを倒してPKに。0-2で迎えた後半33分には守備の要であるチーム主将のDFビディッチが2枚目のイエローカードで退場処分に科されて退場。その5分後に相手FWスアレスに3点目を決められ万事休した。
プレミアリーグのハイライト番組、BBCマッチオブザデイの解説者であるロビー・サベージは次のように試合を分析した。
――ロビー・サベージ氏(元ブラックバーンMF/ウェールズ代表)
「試合はリバプールが終始押していたし、ユナイテッドは太刀打ちできるレベルになかった。ヤヌザイとマタをサイドで起用するのは機能しないし、なぜマタがジョゼ・モウリーニョ監督に見切りを付けられたかが見て取れる。MFの選手は攻守に走れる選手が求められるが、彼にはそれが無い。彼は無意味にプレーしていた」