監督の去就への質問も
――大敗したアトレティコ戦をどう受け止めていますか?
「試合に入って行くことが難しかった。同点に追いついた。2-1のチャンスもあった。不運なバウンドで、失点した。それがなければ……」
――監督の座が危ういと感じていますか?
「シーズン途中、しかも3ヶ月で監督がいなくなるケースがどのくらいあるのか。私には契約がある。そして、クラブを信じているし、全力を尽くしている。ミランの未来を築くために来たのだ。その視座に立って、仕事をしている」
――パルマ戦はどんな試合になるでしょう?
「パルマはよくオーガナイズされたチーム。個人の能力を見ても、攻撃に最高の選手がいる。守備もいい。まずは敵を称賛したい。いいプレーをしている。明日はミランらしい、いい試合をしようと思う」
セードルフ監督は本田に対し、「適応には時間が必要」と繰り返し、散々かばってきた。選手の起用については常にオープンだったが、本田に関してはどこか歯切れが悪かった。期待された活躍のない「背番号10」に対して、サポーターとメディアからの風当たりが非常に強くなっている。
試合前の記者会見で去就問題について質問されるなど、立場の危うくなってきたセードルフ監督だけに、本田に対する風向きを読み始めたのだろうか。
【了】