J1に昇格した場合のシミュレーションは出来ていた
「昨シーズン、ウチはプレーオフまであと一歩だったわけですが、もちろんJ1に昇格した場合のことについては、役員の間である程度のシミュレーションはできていました。選手の人件費に充てられるのはどれくらいかとか、固定費はどれくらい上がるのかとか。ただしJ1昇格というのは、それなりのリスクを考える必要がありますね。
J1に上がることは、もちろん大切なことです。応援している皆さんの期待もありますからね。でもクラブとしては、1年で降格した場合のことも、きちんと考えておかないといけない。
急激に膨張したものが一気に縮んでしまったら、それはクラブのみならず、スポンサーをはじめとするさまざまなステークホルダーにも影響を及ぼすことになるわけです。その調整というのが非常に難しいという話は、甲府の海野(一幸)さんや湘南の眞壁(潔)さんから、何度も聞いていますよ」
(続きは『サッカー批評issue67』にて、お楽しみ下さい)