能動的に地域にコミットしていくことができるか
チーム強化にはお金が掛かる。しかし、お金を集めるには結果を出さなければならない。まさに鶏が先か、卵が先か、だ。
だが、一つ間違いなく言えることがある。それはクラブが能動的に地域に対してコミットしていかなければならないということだ。「クラブがあってよかった」と思ってもらうためには、クラブがただ内輪の議論を繰り返すだけではいけない。CMではないが、自分たちがランドセルを背負って街に出なければならない。
サッカーがある生活は20年でサッカーファンにとっては当然となった。しかし、それをサッカーファンだけでなく、サッカーに興味がない層にも「住んでいる都市にJクラブがある恩恵」を広げていかなければ、Jリーグの発展は止まってしまう。
サッカークラブも企業だ。地域、自治体のニーズの応え、目の前の試合に勝つことにプラスアルファの何かをもたらすことができるのか。地域名=クラブ名という印象を多くの人に植えつけることができるか。話を聞いた店主の方の「頼まれるだけだから」という言葉を変えさせるようなクラブにならなければならない。
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