大量リードのPSGはローテーションか
もう一試合は、PSG対レバークーゼンの一戦。こちらのファーストレグでは、レバークーゼンがホームで0-4と敗戦。データを見てみると、この点差からの逆転はなく、ベスト8進出はPSGが圧倒的に有利と言わざるを得ない。
ウィリアムヒル社のオッズでも、PSGに1.40倍、ドローに4.50倍、レバークーゼンに8倍と、パリSGに有利な配当となっている。
しかも、レバークーゼンは昨年末から絶不調。ウインターブレイク明けからは、公式戦2勝1分6敗と大きく負け越しており、DFBポカール準々決勝では、2部のカイザースラウテルンにも敗れてしまっている。
そして、ファーストレグで警告2枚により退場となったセンターバックのエミル・スパヒッチが出場停止。さらに、ラース・ベンダーが負傷によって出場が微妙となっている。
この試合での逆転勝ち抜けはほぼ不可能な状況だが、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権獲得のためにも、ダメージの少ない結果で終えたい。
逆にPSGは盤石の体制。12月10日に行われ、消化試合となって主力を温存して1-2で敗れたCLグループステージ最終戦のベンフィカ戦以来、12戦無敗。さらに、ホームでは公式戦15勝4分1敗と圧倒的な強さを誇っている。
今シーズンから就任したローラン・ブラン監督のもと、試合を重ねる度に成長を続けており、エースのズラタン・イブラヒモビッチも絶好調。この試合でもどんなプレーを披露するのかが期待される。
また、4点ものリードを持っていることから、先発出場の機会が少ないヨアン・キャバイエやハビエル・パストーレにもチェンスが与えられる可能性が高い。
今週のセカンドレグは、4試合全てアウェイチームが大きく不利。やはり初戦ホームで無得点の敗戦というのは致命的な結果と言えるだろう。
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