DF陣にも不安。厳しい状況のシティ
ファーストレグの成績を踏まえると、やはりホームでの初戦を落としたシティとレバークーゼンは絶望的な状況となっている。
バルセロナにホームのエティハド・スタジアムで0-2の敗戦を喫したシティ。データでは0勝8敗と、バイエルン・ミュンヘンに敗れたアーセナルに続いて敗退確率が100%となっている。
ウィリアムヒル社のオッズでは、バルセロナに1.53倍、ドローに4.33倍、シティに5.50倍と、やはりバルサ有利の配当となった。
バルセロナは、セカンドレグが行われるカンプ・ノウでは、2月1日のリーガ第22節でバレンシアに2-3で敗戦したものの、今シーズン公式戦19勝1分1敗。相変わらずの強さを誇っている。
そして、8日のレアル・バジャドリー戦での敗戦によって3位に転落し、地元紙からも辛辣な批判を浴びただけに、シティ戦では周囲を黙らせる快勝を狙っているはず。アレクシス・サンチェスも、チームがモチベーションを失っていないことを語っている。
一方、シティが逆転勝ち抜けを決めるためには、3-1で勝利するか2-0でPK戦を制するしかない。1点でも先行されてしまえば、3点を取る必要に迫られる。カンプ・ノウでのバルセロナを相手にこの状況は、まさしく“ミッション・インポッシブル”と言えそうだ。
さらに、マルティン・デミチェリスがファーストレグでの退場処分によって出場停止。マティヤ・ナスタシッチは、負傷明けから間もないため出場が微妙な状況。
ヴァンサン・コンパニーとセンターバックを組むのは、シーズン終了後の退団が決定的となっているジョレオン・レスコットが有力。これまで完全にカップ戦要員となっており、“ポカ”が多いだけに、集中して試合に入ってもらいたい。
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