ホームで圧倒的に強いアトレティコ
とはいえ、先制に成功すれば状況は一気にミランへ傾くため、立ち上がりから勢いのある攻撃を期待したい。
なお、本田圭祐はCSKAモスクワでグループステージに出場しているため、カップタイドによって出場不可となっている。
逆に、アウェイのアトレティコは万全の状態だ。3月2日のマドリー・ダービーでは、終盤に同点に追いつかれたものの、宿敵レアル・マドリー相手に勝ち点1をゲット。
そして、リーグ3位で迎えた3月8日のセルタ戦にダビド・ビジャの2得点で勝利し、2位だったバルセロナがレアル・バジャドリーに敗れたため2位浮上。首位レアル・マドリーを勝ち点3差で追っており、これまで2強支配だったリーガにおいて、終盤でも優勝争いを繰り広げている。
さらに、ホームのビセンテ・カルデロンでは、今シーズン公式戦18勝3分け1敗と絶好調。三度の引き分けは、バルセロナにリーガとスーペルコパでの2分け、マドリーにリーガでの1分け。
敗戦は、マドリーとのコパ・デル・レイ準決勝セカンドレグの1敗のみ。つまり、全てのコンペティションを合わせてバルセロナとレアル・マドリー以外には全勝中という“無双状態”となっている。
両カードともに、セカンドレグのアウェイチームが大きく不利。
とはいえ、チャンピオンズリーグは波乱の歴史。圧倒的有利と見られるバイエルンとアチレティコが順当に勝ち進むのか。アーセナルとミランが意地を見せるのか。キックオフが待ち遠しくなってきた。
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