あまり状況が良くないミラン
一方のバイエルンに死角は無い。ファーストレグでは、アウェイながら支配率73%と圧倒。さらに、支配率以上に内容で圧倒し、格の違いを見せつけた結果となった。
唯一の不安要素となるのは慢心だけか。とはいえ、前述した昨シーズンの同カードでの敗戦を喫した選手たちは、今シーズンは気を引き締めて臨んでくるはず。アーセナルにとってはポジティブなデータとしたが、バイエルンの取り組み次第では一気にネガティブなデータとなってしまうだろう。
もう一試合のアトレティコ・マドリー対ACミランは、サン・シーロで行われたファーストレグにおいて、0-1でホームのACミランが敗戦。データでは1勝21敗で、敗退確率95%となっている。
この試合のウィリアムヒル社のオッズは、アトレティコに1.44倍、ドローに4.33倍、ミランに7倍と、こちらもホームチームの圧倒的有利を示している。
さらに、主将のリッカルド・モントリーボがグループステージ最終戦のアヤックス戦で受けたレッドカードによって2試合の出場停止処分中。11日のセカンドレグが2試合目となるため出場できないという状況だ。
また、クラレンス・セードルフ監督は就任後の公式戦10試合で4勝1分5敗と負け越し。セリエAでも2連敗中と、チーム状況は悪い。
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