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ブンデス日本人選手、第24節現地採点を振り返る。岡崎と細貝に感じる、根性とは別のサッカーに対する飽くなき渇望

text by 本田千尋 photo by Ryota Harada

岡崎の4、細貝の3をどう読むか

ブンデス日本人選手、第24節現地採点を振り返る。岡崎と細貝に感じる、根性とは別のサッカーに対する飽くなき渇望
マインツでのワントップとしての岡崎の存在感は際立っている【写真:原田亮太】

 19分、マインツに決定的チャンスが訪れた。チュポモティングが左サイドを突破する。細貝のスライディングタックルは追いつかず、放り込まれたクロスボールに岡崎がヘッドで合わせる。が、わずかにゴールの上に外れてしまう。

 後半に入ると51分、試合が動いた。ペナルティエリア近くでロニーがチュポモティングにプレスを掛け、続けざまにシェルブレッドがボールを奪う。すぐさまラモスにパスを供給し、コロンビア代表FWはきっちりゴールに突き刺した。

 マインツはパーカーに代えてクを投入し反撃を試みるが、細貝も最終ラインに入ってクロスボールを弾き返すなど、ヘルタは粘りを見せ、なかなかゴールを割ることができない。

 しかし64分、サイドでチュポモティングからパスを受けたパクが左から斜めにペナルティエリアへと進入する。ヘルタのアタッカー、アラギがスライディングタックルを慣行、パクは倒され、PKを獲得した。チュポモティングがきっちり決める。先制点を奪われるきっかけを作ってしまったミスを帳消しにした形だ。

 ゴールこそ奪えなかったものの、マインツでのワントップとしての岡崎の存在感は際立っている。中盤へ下がってのボールを受けようとする動き、前線でのチャンスメイクも含めて、もはや監督トゥヘルにとって欠かすことの出来ない選手であることは間違いない。細貝が指揮官ルフカイにとって既にそういった存在であることは、言うまでもないことだ。相も変わらず、細貝の鼓動がそのままヘルタの脈動となっている。

 この試合で岡崎、細貝に付与された点数は、特に違和感なく受け入れることができる。ドローの結果に終わりながら、岡崎の若干低めの「4」という数字は、やはりCFにはゴールが必要ということであるし、細貝に「3」というやや高めの数字が付いたのは中盤の要としての存在が評価されてのことだろう。

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