イブラヒモビッチのツイート
先発出場したグリーズマンは、68分にレミと替わるまで今季のレアル・ソシエダでの好調ぶりをそのまま示してみせた。立ち上がりこそやや堅さがあったが、右のバルブエナとポジションを変えながら躍動的に動くと、32分のベンゼマの先制点の起点にもなっている。
「これからまだどんどん良くなるだろう。彼にはもっと見せてもらえるはずだ」と指揮官は試合後に感想を語っていたが、大きな期待の表れとみてとれた。ブラジル行きのキップはほぼ手中に収めたといえそうだ。
ディーニュは、エブラと交代で後半から出場。所属するPSGでは絶対レギュラーのマクスウェルの控えに甘んじているが、球際の巧さやフィードの正確さ、タフな当たりとスピードなどは、リールで活躍していた頃のまま、衰えてはいなかった。
そして、ベンゼマの先制点をアシスト、2本目は華麗なジャンピングボレーを決めたマテュイディは、もはやフランス代表の支柱といっていい。
支柱と呼ぶには線は細いが、縦横無尽に動き回りつつ、チーム全体をも活発に動かす駆動力が彼にはある。PSGで主力として経験を積んでいる賜物とも言えるが、彼のゴールを祝してイブラが「俺様のプレーをよく観察していたようだな」とツイートしていたのが、傑作だった。
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