「終了直前のスローインが本田圭佑の最高のプレーとなった」
9日付「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙はウディネーゼ戦敗北後、ACミラン本田圭佑のプレーを分析した。そこでは本田だけでなく攻撃的MFたちの創造性の欠如を厳しく指摘した。
記事の見出しは「技術分析 本田とビルサはファンタジア(創造性)がない:ドリブルゼロ」というものだった。
内容を紹介しよう。
「試合終了直前のプレーはピッチの真ん中のサイドでスローインだった。それが本田圭佑の最高のプレーとなったことは、いかに(この夜が)最悪かということを表現していた。トップ下のファンタジアに重きを置く戦術プロジェクトは、ダイアログ(対話)が足りない。発想が少ない。
パッツィーニの下に3人の司令塔が配置されたが、本田は本来の彼のポジションではない右サイドだった。このアイデアはサビチェビッチのポジションだった。サイドにスペースをつくるには(本田がサビチェビッチのようになるには)まだまだ距離がある。圭佑にはない要素だから。少なくとも今はもってないといえる」
かつて左利きのジェニオ(天才)と称されたミランのレジェンド、デヤン・サビチェビッチのようなプレーを期待されていたが、現状ではその理想はピッチ上で実現していない。