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1ゴール5000円? ラモス監督が得意のニンジン作戦。さっそく効果を発揮

text by 編集部 photo by Asuka Kudo / Football Channel

「(先制点の難波に)1点取ったら5000円あげるって言ったら本当に点を取った」

 Jリーグで指揮を執るのは07年以来となるラモス監督が就任し、元日本代表の川口能活や三都主などを補強など話題性は十分。ホーム開幕戦としては過去最多、クラブ史上3番目に多い1万1069人が来場した。初陣の結果も3-1でFC岐阜が勝利。上々の滑り出しとなった。

 試合後の会見で、ラモス監督が「(先制点の難波に)1点取ったら5000円あげるって言ったら本当に点を取った」と明かしたことも話題になっている。このニンジン作戦を「ラモス監督らしい」と話してくれたのは、東京ヴェルディ時代にラモス監督を取材していたサッカーライターのいしかわごう氏だ。

「あれは就任一年目の06年のザスパ草津(当時)戦だったと思いますが、ハットトリックを達成したらボーナスをあげると平本一樹選手に約束したら、彼が奮起して達成したことがありました。

 3点目を決めた平本選手が『10』の数字でアピールしていたので、あのときは10万円だったのでしょう(笑)。フッキがいたときも得点王になったら車をプレゼントするとメディアに公言したこともありましたよ。

 ラモス監督はこういうニンジン作戦をよくするタイプですね。ただフッキが得点王になったときにあげたのは、車と言ってもミニカーだったらしいですが(笑)」

 その話題性だけではなく、J2でのキャリアのある難波や新外国人・ナザリトの活躍から、確かな地力もあると言われ始めているFC岐阜。今季、台風の目になれるか。

【了】

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