広島(6位)vs川崎F(8位)
川崎Fの新戦力であるパウリーニョ。開幕節ではタックル数において全選手中トップの数値を記録し、持ち味である守備力がJ1の舞台でも通用することを証明した。昨季の中盤の守備を担っていた稲本と比較すると、高い位置でのボール奪取が目立つ。
風間監督の就任以降、攻撃面は着実に成果が見られたが、ディフェンス面でのもろさが課題となっていただけに、守備のめどが付く人材ができたことは大きい。
ただ、川崎Fのサッカーを理解し切れておらず、判断の迷いからボールを失う場面が目立った。鋭いカウンターを持ち味とする広島を相手にボールロストが続けば、失点の可能性は高まる。新戦力の手綱さばきに注目したい。
【次ページ】浦和(6位)vs鳥栖(1位)