「ミランでの放物線は底に至った」
5日付(日本代表戦の前)イタリア地元紙「トゥット・スポルト」がACミラン本田圭佑の特集を行い、今オフの移籍市場で加入後、目立った成果を出せない本田獲得に対する疑問を投げかけた。
見出しは「本田ミステリー マーケティング目的のためだけなのか?」。記事の内容は辛辣だった。
「ユベントス戦で、赤い絨毯をベンチの上に敷いた本田圭佑のミランでの放物線は底に至った。昨日(4日)、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は『我慢が必要だ。プラティニやジダンだって、イタリアのサッカーで力を見せたのは6ヶ月後。セードルフ監督にポジティブな印象を与えるチャンス』と語った。
チャンスは日本が対戦するニュージーランドとの親善試合。長友と一緒に木曜日にはイタリアに戻る。フリウリ・スタジアムでウディネーゼと対戦するのに十分なコンディションかどうかは、難しい。
しかし、CSKAモスクワですでに欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出場したため、この大会に出場できないので、セードルフ監督は犠牲的精神を要求する(つもり、起用すること)かもしれない」
ユベントス戦ではボランチで途中出場に終わった本田だが、この記事では、ニュージーランド戦から中4日の強行軍となる、9日のウディネーゼ戦で先発出場する可能性を指摘している。
その根拠は本田のパフォーマンスではなさそうだ。本田が3月12日のCLアトレティコ・マドリー戦に出場できない。赤と黒の名門にとっては今季残された唯一可能性のあるタイトルに臨める。そのために他の選手に休息を与えることがその理由だった。
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