「常敗」の弱小チームと称されていたタンストール
降格が無い関係から、地方ではイングランドの根底をなす13部。そのリーグで「常敗」の弱小チームと称されていたタンストールが、リーグ中堅のベトリー2軍に3-2で競り勝った。
同日、悪天候に見舞われた試合は延期する可能性があり、チームもキックオフ30分前に7人しか集まらないという不穏な空気が漂っていたが、何とかキックオフまでに11人が集まると、劇的な勝利で連敗を143でストップさせた。
選手兼監督を務める50歳のジョージ・デイ氏は、「みんな飛び回ったり、抱き合ったりして大喜びした。主審も歴史的勝利に写真を撮っていたほどだ」と語った。
ストーク郊外に本拠地を置くタンストールは、これまでの171試合では2分け169敗と、2010-11年シーズンには守備の4バックとGKを足した年齢が300歳を超え、1試合平均10失点のシーズン全敗という歴史的珍記録を築いたことでも話題となった。過去6年半の間、チームには75歳の老人もプレーしていたほど。
こうした社会人チームに所属する選手は1部プレミアリーグへの昇格を夢見ており、ロンドンの12部ミドルセックス・カウンティリーグ・ディビジョン1には、英国在住日本人で構成された「J-GaiaFC」というチームが今季から参戦している。
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