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日本代表戦直前プレビュー。テーマは“復習”、先発メンバーに変化なく控え選手にとっては厳しい試合に

ニュージーランド戦を戦うザックジャパン。先発メンバーはこれまでの主力が中心でお馴染みの名前が並んだ。というのも代表を追う記者からの情報によると、ザックが掲げていたテーマは“復習”。新戦力の発掘というよりもチームのベースを強化したい意向で、当落線上の選手たちにとってはわずかなチャンスでアピールするしかなさそうだ。

text by 編集部 photo by Getty Images

遠藤の代役は青山

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NZ戦のテーマは“復習”【写真:Getty Images】

 19時40分にキックオフを迎えるキリンチャレンジカップのニュージーランド戦。日本代表にとってW杯メンバー発表前最後の試合となり、当落線上の選手にとってもアピール出来る最後の機会だが、十分なチャンスを与えられるかは微妙な状況だ。

 ザッケローニ監督は、ブラジル行きの23人がまだ決まっていないことや、選手の奮起を促すコメントを発していた。その一方で「復習」をテーマに掲げているだけあって、サプライズはなく、本田圭佑や香川真司ら常連メンバーを優先的に起用することとなった。

 柿谷が不在の1トップには大迫勇也が入った。2列目は香川、本田、岡崎ら固定のメンバー。豊田陽平や工藤壮人は、途中出場での短い時間の中で存在感を示したい。

 2列目では齋藤学に注目したい。負傷明けながら、単独でも突破できるスキルを示すことが出来ればジョーカーとして貴重なカードとなりそうだ。

 長谷部が不在のボランチには、山口蛍がオランダ、ベルギー戦に続いて先発することになった。相方には別メニュー調整をしていた遠藤が出場を回避し、青山敏弘が入る。

 センターバックは、吉田麻也の相棒、今野泰幸が微熱によって欠場。森重真人に先発のチャンスが回ってきた。サイドバックは左が長友佑都、右が酒井宏樹とほぼ想定通り。GKは川島永嗣だ。

 これまで選手を固定し続けてきた日本代表にとって、W杯本大会に向けて選手層のアップは必要不可欠。それでも、ニュージーランドという相手に対して、所属クラブで不調な常連メンバーを起用することがプラスとなるのだろうか。

 Jリーグで切磋琢磨する控えメンバーたちには、短い時間ながらもザッケローニ監督の序列を崩すような素晴らしいパフォーマンスに期待したい。

ニュージーランド戦 スタメン

GK:川島永嗣
DF:長友佑都、吉田麻也、森重真人、酒井宏樹
MF:山口蛍、青山敏弘、香川真司、本田圭佑、岡崎慎司
FW:大迫勇也

【了】

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