攻撃陣には絶好のアピールチャンス
1トップには、初めて海外組として臨む大迫勇也が最有力か。ドイツから日本への長旅を経ての代表合流となるため、コンディション調整に気をつけたい。
さらに、柿谷の辞退によって追加招集された豊田陽平も、ようやく巡ってきたチャンスを活かしたい。しかし、継続して呼ばれていないことからもザッケローニ監督が空中戦の強さや前線でのハードワークを求めていないことが伺える。ザッケローニ監督の序列を崩すためにも、得点という結果を出したいところだ。
さらに、香川真司や吉田麻也は所属クラブで出場機会に恵まれず、本田圭佑は冬に加入したACミランでの低調なプレーで批判を浴びるなど、不安要素が多い。
とはいえ、そんな状況だからこそ工藤壮人や齋藤学ら当落線上の選手には絶好のアピール機会だろう。
本大会まで残り2試合で、相手はニュージーランド。ザッケローニ監督には、大胆な先発メンバーの選定や積極的な交代で選手たちがアピールする舞台を作る姿勢が求められる。
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