「(本田や香川の)経験が日本サッカーにとって財産になる」
「やっぱりみんなが試合に出てるのが一番だと思いますけど、日本人の選手がマンチェスター・ユナイテッドに挑戦するなんて前代未聞のこと。真司のいるユナイテッドはそれだけのビッククラブの中のビッククラブだと思う。
圭佑もしかりで、ミランで10番背負うなんて今までの日本の選手が成し遂げたことはなかった。そういうところに彼らは挑戦してるんだから、その経験は日本代表チームにとってもプラスになるし、他の選手にとっても刺激になる。試合に出てる出てない関係なしに、そういった彼らの経験はチームにとって確実にプラスになっていくと思います」
とりわけ、若い頃から何度もイタリアへ赴いて言葉を学び、喜怒哀楽の激しいメディアと触れ合い、タフなイタリアサッカーに身を投じてきた川島は、後輩・本田が置かれた環境の厳しさを誰よりもよく理解している。
「あれだけビッククラブでやってれば当然、批判されることもある。彼は彼でモスクワにいる時から全てをイメージしていただろうし、今の状況も彼なら確実に超えていく。そういうことも含めていろんな経験が日本サッカーにとって財産になる。
圭佑がやってるように、日本でやってる選手たちも常に世界を基準にしたプレーを目指す気持ちを持つことが一番大事なのかなと思います」と川島は日本のエースである本田のタフなメンタリティとフットボーラーとしての高い能力に太鼓判を押した。
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