「キャプテンがいつもしっかりしてるので、いないと寂しいです」
ニュージーランド戦(東京・国立)を翌日に控えた4日、守護神・川島永嗣(リエージュ)が満を持して帰国。日本代表チームに合流した。試合開始まで30時間余りしかない状況だが、タフな男はそんな超過密日程を全く気にしていないという。
「コンディション自体は向こうでも調子いいですし、ハードなスケジュールですけど、常に自分としては120%以上の気持ちでやりたい。ホントに強豪国とやるくらいの気持ちでのぞみたいと思います」と彼は改めて強い意気込みを示した。
ブラジル本大会まで残された国際試合は今回と5月27日のキプロス戦(埼玉)、直前合宿地での2試合を含めて4試合しかない。すでにカウントダウン状態に突入しつつあるといっていい。
そんな状況にもかかわらず、キャプテン・長谷部誠や内田篤人が長期離脱を強いられ、柿谷曜一朗、今野泰幸まで体調不良に見舞われてしまった。長谷部とは常に連絡を取り合っている川島としては、親友の分までチームを引っ張らないといけないという思いは人一倍強い。
「自分はいつも後ろからやってることをいつも通りやっていきたいと思いますけど、キャプテンがいつもしっかりしてるので、いないと寂しいです。
ただ、このチームの良さは、そういう時でもチームがまとまっていることだと思うし、マコ(長谷部)がいない中でも中心になれる選手はホントにたくさんいる。経験ある選手もいますし、みんなでまた一丸となって乗り切っていけたらいいかなと思います」