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ブンデス日本人選手、第23節現地採点を振り返る。ヒーピアを不安にさせた岡崎

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第23節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

text by 本田千尋 photo by Ryota Harada

調子を落とし続けるレバークーゼン

ブンデスリーガ第23節日本人選手採点

Kicker誌(2014年3月3日付)
岡崎慎司「4」細貝萌「3.5」清武弘嗣「4.5」酒井高徳「4」酒井宏樹「3.5」

Bild誌(2014年3月3日付)
岡崎慎司「4」細貝萌「4」清武弘嗣「5」酒井高徳「5」酒井宏樹「4」
(長谷部誠、内田篤人、乾貴士については試合出場なし)

「Das Team von THOMAS TUCHEL (40) nimmt auch die Auswartshurde
 Leverkusen und nahrt die Traume von der Europa League.」(2014年3月3日付Kicker誌)
「トーマス・トゥヘル(40)のチームはレバークーゼンでのアウェイの障害もまた取り除いてヨーロッパリーグへの夢を育む」

「Haben Sie Angst um Ihren Job, Herr Hyypia?」(2014年3月3日付Kicker誌)
「ミスター・ヒーピア、あなたの仕事に不安はありますか?」

ブンデス日本人選手、第23節現地採点を振り返る。ヒーピアを不安にさせた岡崎
レバークーゼンは2月18日の欧州CL対PSG戦にて大敗を喫して以来、調子を落とし続けている【写真:原田亮太】

 チームは生き物ということなのだろう。2014年2月18日のチャンピオンズリーグ対パリ・サンジェルマン戦にて0-4の大敗を喫して以来、レバークーゼンは調子を落とし続けている。

 披露を蓄積したまま、中3日で臨んだ第22節のボルフスブルク戦も1-3のスコアで敗退してしまった。ヒーピアが構築したチームは、トリプル・ボランチを軸として堅固でシステマチックなサッカーを展開するが、一度ほころびを見せるとなかなか立て直せない。柔軟性に欠けるところがあるのである。

 マインツを率いる戦略家トーマス・トゥヘルが突いてきたのは、まさにその欠点だった。ブンデスリーガ第23節、岡崎慎司所属のマインツはレバークーゼンのアウェイに乗り込んだ。

 連敗して調子を落としているとは言え、相手がドイツ屈指の強豪であることに変わりはない。腐ってもレバークーゼン、前節のシャルケ戦に続いて、またも難敵を相手にする格好である。

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