「（モイーズは）質の低い選手たちを指揮していることにショックを受けているだろう」

「今のユナイテッドには質の高い6人の新選手が必要だ。来夏には何人かの選手がクラブを去る。ビディッチが去るし、ファーディナンドは引退する。エブラも去りそうだし、ギグスも引退するだろう。だから、少なくとも5、6人の新選手を補強し、チームを再建しなければならない。

　モイーズがユナイテッドに入った昨夏、彼は補強選手を考えながら、大きな期待を膨らませていたと思う。監督として、質の低い選手たちを指揮していることにショックを受けているだろう。

　我々はプレミアリーグが世界最高のリーグだと洗脳されているが、それはばかげた話だ。ブランド力は最高だが、我々は過去数週間でイングランド勢が欧州戦で苦しんでいるのを見てきた。彼らは欧州の強豪に引けを取っているし、ユナイテッドは特にそう」

　キーン氏の言う通り、CL16強初戦ではユナイテッドの他にも、マンチェスター・シティがバルセロナ、アーセナルがバイエルンにそれぞれ0-2で敗れ、欧州リーグ32強第1戦でもトッテナムが0-1で敗北し、スウォンジーもホームで引き分けた（0-0）。

　欧州のカップ戦でユナイテッドが0-2のスコアを第2戦で逆転したのは1984年のカップウィナーズ杯8強で、元アルゼンチン代表FWマラドーナが所属したバルセロナとの試合が最後となっている。

　ユナイテッドの次なる試合は3月8日に敵地で行われるウェストブロミッチとのリーグ戦。1日に行われる予定だったマンチェスター・シティとの大一番は相手がリーグ杯決勝に進出したため延期となり、間が開く形となった。

　この調整期間が吉と出るか凶と出るか。その後には、16日のホームでのリバプール戦を挟み、19日にオリンピアコスとの第2戦を戦うことになるため、ユナイテッドは今後3週間で大幅な改善が求められる。

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