「『中途半端な気持ちじゃできない仕事だぞ』と何回も言われましたね。激務ですから」
――意向は庄子さん(庄子春男:GM)に伝えたんですか。
「まず建さん(向島建:育成部長)に電話して、そこから庄子さんですね。麻生のクラブハウスで話し合いました。『中途半端な気持ちじゃできない仕事だぞ』と何回も言われましたね。激務ですから」
――スクールコーチになるのと事業部で社員として働くのでは、勤務形態ひとつとってもだいぶ違うんですよね。
「そうですね。事業部に入るとサラリーマンになるということも知らなかったです。育成のコーチは基本的に単年契約ですが、こちらはサラリーマンと一緒です」
――庄子GMとの面談で了解を得て入社がほぼ正式に決まったということで?
「そういうことですね。それも凄い話なのですが」
――武田社長とのコミュケーションは?
「ここ(応接室)で話をしました。緊張しましたよ」
――選手会長や主将をしていたので、武田社長と話す機会はあったほうですよね。
「社長は試合だけではなく、イベントにもよく来てくれていたので、話はよくしていました。ただこういう会議室で話したことはなかったです。『頑張れ』と言ってもらえました。ちゃんと仕事をできなかったら、みんなに迷惑をかけるし……姿が見えなくなったら逃げたと思ってください(笑)」
――2月1日から早速出社したんですよね。
「そうです。満員電車に乗ってきました。急に決まったから名刺もまだないのですが、机はもらいました(笑)」
――慣れないデスクワーク、感想は?
「わからないことだらけです。あと身体を動かしたくなりますね。朝、駅から事務所まで走ってこようかな」