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2014補強診断 11年前

V・ファーレン長崎、2014補強診断。“2年目のジンクス”を打ち破ることができるか?

text by 編集部 photo by Asuka Kudo / Football Channel

補強面と総合力それぞれの診断結果

V・ファーレン長崎、2014補強診断。“2年目のジンクス”を打ち破ることができるか?
V・ファーレン長崎・2014シーズン 予想フォーメーション

補強診断 B-
金山と岩間の穴は大きいが、全体的には戦力アップに成功

 前述のように金山と岩間が抜けたGKとボランチは懸念材料だが、昨季後半戦の戦いを支えた奥埜の期限付き移籍期間の延長に成功。東や中村といったアタッカーも補強したことで、前線の破壊力は確実に増している。

 また、チームの生命線であるサイドでは左に野田と石神を補強。石神にはセットプレーのキッカーとしても期待が懸かる。決して経営規模の大きくないクラブとしては、まずまずのオフを過ごしたと言えるだろう。GKの大久保とボランチの岩間が前任者の穴を埋めることができれば、評価はより高くなる。

総合力診断 C+
マークもキツくなる中でやりたいサッカーを体現できるか

 昨季の躍進を受けて他チームからのマークが激しくなるのは間違いない。山田のドリブルや高杉の攻撃参加といった昨季の主武器はかなり警戒されるだろう。とはいえ、運動量を生かしてピッチをダイナミックに使う攻撃は、分かっていてもなかなか止められるものではない。主力流出の影響が大きそうな守備面でも、昨季同様の粘り強さを出せれば、大きく崩れることはないはずだ。

 懸念されるのは、昨季の成績から来る満足感によってチームの戦いを下支えするモチベーションが低下することか。しかし、メンタルコントロールに長けた高木監督であれば、その心配も少ない。目指すサッカーをさらに浸透させ、自分たちのサッカーを体現できれば、自ずと結果は付いてくるだろう。

【了】

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