なぜ10年越しになったのか?
ブログ「山瀬理恵子のキッチン」によると、サプライズの始まりはこうだ。
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夫が突然「忘れ物をした」と言い出したのです。内心、ただでさえ自分のことで精一杯なのに、あなたまで忘れ物かい!!(T_T)と。
その後も、何度も何度も「忘れ物をした!」と繰り返すので「一体何を忘れたの!?」と尋ねてみました。
すると夫がこう言ったのです。
「10年前に忘れ物をした」と。
何を言い出したのか、何を伝えたいのか、全く理解が出来ず、ただただ立ち止まって動かない夫。
戸惑う私に向かって
「結婚式をし忘れてたよね。結婚式をしようか」
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こうして行われた山瀬夫妻の10年の時を経て行われた結婚式。なぜ10年越しになったのかというと、実は山瀬功治は、2002年にシーズン途中に右膝靭帯断裂、2004年にも左膝靭帯断裂という、選手生命に影響しかねない大きなケガを二度に負っている。
今から10年前といえば、山瀬自身は左膝靭帯断裂の治療中であった時期にあたり、松葉杖姿だったこともあって式をキャンセルしていたのだという。
それ以来、結婚式をあげたら再び大ケガをするのではないかという不安が理恵子夫人にもあったことで式は行っていなかったのだという。
つまり、山瀬功治からのこのサプライズは「もう心配しなくても大丈夫だよ」という夫人へのメッセージでもあったというわけだ。
【了】