「J2・6位以内目標」以前にはびこる「マンネリ感」打破へ
主たる報道はグルメ、選挙、事件。筆者が居住する愛媛県内には全く「2014年J2開幕」の高揚感はない。その要因を考えると最終的には「マンネリ感」に行き着く。クラブは2012年12月に「1年目9位以内・2年目6位以内・3年目2位以内でJ1昇格」のアクションプランを提示。
だが、昨季は大きく期待を裏切る17位。亀井文雄代表取締役社長は「今季はなんとか6位以内に絡める順位に持っていきたい」と明言したが、これも過去の例に倣えば説得力に欠けることは否めない。
とはいえ、今季の愛媛に関して言えば「マンネリ感」を打破する材料は備えている。そのキーワードは「若手抜擢」だ。
昨季同様、2シャドーFWをおく「3-4-3」システムで臨む石丸清隆監督。左には手倉森JAPANファーストゴールを奪った原川力。さらに右シャドーはルーキー表原玄太の開幕スタメンが濃厚。2人の若手のコンビネーションは、捲土重来を期す堀米らとの競争との中で「面白いもの」を生み出してくれそうだ。
2014シーズン 戦力入れ替え
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