「人で作るシステム」で開幕は「4-3-3」からスタート
今季、讃岐は右SBの武田有祐、左SBの沼田圭悟・小澤雄希、ボランチとSH・トップ下と汎用性に富むMF高木和正といったサイドプレーヤーを多数補強し、昨年SBで使わざるを得なかった藤田浩平や、持留新作を本来のポジションであるインサイドや一列前で使う体制を整えた。
また、「ベテランが多いので力を合わせて若手を引っ張りたい」と語る元日本代表FW我那覇和樹は練習試合を通じ、ポストプレーとファーストディフェンスで高い精度を発揮。その一方で、昨年J2昇格の原動力となった木島良輔、高橋泰の開幕出場は難しいため、開幕からしばらくは中盤底に山本翔平、その前に藤田と岡村和哉が入る「4-3-3」を選択することになりそうだ。
「現在は自分たちの速いサッカーを出すことに取り組んでいるけど、リーグ戦になればここに『相手』が入ってくる。面白いサッカーができると思う」と秘かな自信をのぞかせる指揮官。その準備は練習試合を経るごとに着々と整っている。
2014シーズン 戦力入れ替え
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