満面の笑みのガッリアーニ副会長
CSKAモスクワから本田獲得に尽力したアドリアーノ・ガッリアーニ副会長は試合後に満面の笑みだった。
「今日は素晴らしいミランを見せてくれて、よかったよ。これぞ新しい選手、新しい監督、新しい幹部のミランだ。本田とターラブは、サイドライン際で上がったり、下がったり運動量豊富だった。2人とも、とてもいいプレーをした。
セードルフ監督の采配も素晴らしかった。ムンタリのコンディションを心配し、すぐに下げた。コンスタントもエマヌエルソンと交代させた。6試合で勝ち点13を勝ち取った。我々のスタンダードに戻りつつある」
19日のCL、アトレティコ・マドリー戦では敗れたが、リーグ戦では14日のボローニャ戦に続く、2連勝。強化責任者はCLでの悔しさを忘れるように、リーグ戦での赤い悪魔の復調ぶりを強調した。
最近の試合では右サイドで見せ場を作れていない本田だったが、この日はチームへの攻守に渡る貢献度の高さを見せた。
「本田は成長している。本当にいい試合をしたと思う。守備でもスペースをカバーして、攻撃でもいいパスも出している。慣れていないポジションで、いい仕事をしている。監督に与えられた右のポジションでいいプレーをしている。ターラブも左でいいプレーをしているから、満足している」
ガリアーニも本田の右攻撃的MFとしての適性の少なさを理解しているが、セードルフ監督の要求に応えようとしている「背番号10」の姿に目を細めていた。
チームは勝ち点35でリーグ9位。欧州リーグ圏内の5位のインテルとは勝ち点5差。後半戦の怒濤の巻き返しの鍵は右サイドでの本田のパフォーマンスにかかっているのかも知れない。
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