「今日のようなプレーをすれば問題ない」
一方、高級紙「コリエレ・デラ・セーラ」の女性記者、アリアンナ・ラヴェッリ女史は『6.5点』と本田に対して高評だった。
「特に前半のプレーが気に入った。サポナーラに効果的なパスを送るなど、いいパスやアイディアがピッチ上で見られたから。戦術的にも動きは良かった。守備時にはよくカバーをしていたし、チームにとって重要な仕事をし、貢献していた。ターラブと本田の両サイドがこういう仕事を続ければ、ミランは今日のように、バランスを見出すことができる」
ラヴェッリ女史は守備面での貢献のみならず、前半に本田が見せたパスなど、「背番号10」らしさも評価していた。
「もう真ん中かサイドかは問題ではないわね。今日のようなプレーをすれば問題ない。フィジカルのコンデイションが上がったのかしら。なぜ右サイドで起用するのかわからないけど、セードルフ監督が言うように、よりチーム戦術を理解したからなのか、今日はこれまでの試合より機能していた。彼も機能していたし、チーム全体も機能していた」
ポジションの適性がこれまで議論の対象となってきたが、この日のパフォーマンスを続けられるのなら「本田は右も問題なし」と見ている。しかし、今回の合格点も条件付きだ。
「でもサンプドリアもまた、今日はあまり良かったとは言えない。もう少し強い対戦相手との試合で見なければならない。ユベントス? そうね、次節のユベントスのようなチームとの対戦をみましょう」
今季12位と振るわないサンプドリア相手では本格的な評価はできない。3月2日の首位ユベントス戦でどこまで本田はできるのか。大一番を待ちたい。
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