補強面と総合力それぞれの診断結果
京都サンガF.C.・2014シーズン 予想フォーメーション
補強診断 C
安藤と染谷の放出は痛手。前線は充実も人材過多な感も
安藤と染谷がそろってC大阪へと移籍したことで、最終ラインは再編を迫られた。右SBには石櫃を補強したが、CBは既存戦力の成長に懸けることになりそうだ。また、秋本を放出した中盤にはブラジル人ボランチのジャイロを獲得。彼がどれだけ中盤でフィルターになれるかで、最終ラインにかかる負担も変わってくるだろう。
前線では期限付き移籍だった横谷を完全移籍で獲得したほか、大黒、アレッサンドロ、有田といういずれも実績のあるストライカーを補強した。原を放出したとはいえ、宮吉や三平もいるため、FWはJ2では飛び抜けた陣容を手にすることとなった。ただ、人材過多となっている感もあるため、バドゥ監督のマネジメント能力も問われることになる。
総合力診断 A-
今季も戦力は文句なし。バドゥ監督のもとで勝ち切れるか
例年どおりチームとしての競争力はJ2屈指であり、自動昇格も狙えるレベルにある。大木前監督が独自色の強いスタイルを持っていたため、監督交代による出遅れが懸念されるが、横谷や山瀬、工藤といった昨季の主力が中心となってチームをまとめることができるかがカギを握りそうだ。
最後尾にはJリーグ屈指のGKであるオ・スンフンが控え、前線には決定力に優れるストライカーを多数保有しているだけに、勝負を分けるポイントは抑えている。バドゥ監督のもと、これまで以上に“勝ち切る力”を手にしたい。
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