「(バイエルンとは)できる限り遅く当たりたい」
――そのマネジメントをしているのは、ブラン監督の元同僚でもあるグアルディオラです。(1996-1997、バルセロナで共にプレー)
「(満面の笑み)ペップ……、彼には十分にスター揃いのチームを率いる術がある。バルセロナでも、並みいるタレントたちを指揮してきたようにね。彼の手にあるのは、最強軍団といってもいい。昨シーズンすべてのタイトルを勝ち取ったメンバーだ。
彼にとって難しいといえるのは、すべてを勝ち取った後というのは、選手というのは、なんというかな、少し……リラックスしてしまうということだ。しかしペップは、勝利者のメンタリティを持った男。
すべてを勝ち取りたい、という気でこのクラブに乗り込んできているはずだ。実際、それを現実のものにしている。リーグではほぼ負けなし、CLでもグループ首位……、きっとあらゆるコンペティションに勝つという目標を自分自身に課しているのだろう」
――彼らとは、CLで対戦する可能性もあります。
「できる限り、遅くお目にかかりたいね(笑)」
――対戦が実現したとして、勝利をつかむためには、どのような戦い方をすることがカギとなると?
「今季はマンチェスター・シティがCLで彼らを3-2で敗っているね。正直、彼らについては今のところまったく考えていないんだ。今はバイエルンはバイエルンでも、レバークーゼン対策で頭が一杯だからね(笑)。今考えているのは、できるだけ遅くあたりたい、ということだけだよ」
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