賭け率ではやや不利な数字
18日に行われるチャンピオンズリーグのベスト16において、注目されるのはマンチェスター・シティがホームにバルセロナを迎える一戦だ。
何と言っても、シティはホームのエティハド・スタジアムで無類の強さを誇っている。今季のプレミアリーグにおいて、ホーム戦は11勝1敗で42得点9失点と無双状態。
3日のチェルシー戦では0-1と敗れたものの、チェンスメークの点では圧倒。アーセナルとトッテナムに6得点、お隣ユナイテッドには4得点を決めて粉砕している。チェルシーに対しても15日のFAカップ5回戦では2-0とリベンジを果たした。
とはいえ、欧州の舞台ではまだまだ新顔。グループステージを突破したのは初めてだ。
これを踏まえてか、大手ブックメーカーのウィリアム・ヒルのオッズでもシティに2.8倍、バルセロナに2.375倍と、アウェイチーム有利の賭け率となっている。
さらに、セルヒオ・アグエロがハムストリングを痛めて欠場濃厚。スペースの無いエリアでも決定的な仕事ができるアグエロは、バルセロナのプレスに対抗できるカードでもあるだけに、彼の欠場はペジェグリーニ監督も頭の痛い問題だろう。
一方で、プラス要素と言えばサミル・ナスリの復帰だ。マンチーニ監督のもとでは、無気力なプレーが目立ち批判を受けたが、ペジェグリーニ監督に変わってからはアーセナル時代の輝きを取り戻しつつある。
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