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「第1回サッカー本大賞」が今週木曜発表! ノミネート作品の魅力とは?

text by 編集部

ノミネート作品を一挙紹介!

「第1回サッカー本大賞」が来週発表! ノミネート作品の魅力とは?

『フットボールde国歌大合唱!』
(東邦出版)いとうやまね 著

【選考委員評(速水健朗)】
「わかりやすくサッカーと国家の歴史を解説した異色の一冊。国歌とサッカーにまつわるエピソードをふんだんに盛り込みながら、独自の視点で語られる解説には、ただのうんちく本で終わらない熱気を感じる」

『ボールピープル』
(文藝春秋)近藤篤 著

【選考委員評(大武ユキ)】
「タイトルが実に素晴らしい。サッカーが好きかどうかにかかわらず、すべての人におすすめしたい普遍的なフォトエッセイ。自分も“ボールピープル”の一員なんだなと思える。読み終わった後に、サッカー好きでよかったなと幸せな気持ちになれる本」

『夢想するサッカー狂の書斎 ぼくの採点表から』
(カンゼン)佐山一郎 著

【選考委員評(幅 允孝)】
「一人の人間の来歴とフットボールという要素がちゃんと地続きになったテーマ性の高い書評本。『結局は“熱意の質量”みたいなものが大事なんだ』という著者の言葉どおり、この本自体が高いインテンシティを帯びている。委員長自らは推しにくいと思いますが、好きだったので入れてしまいました」

『理想のために戦うイングランド、現実のために戦うイタリア、そしてイタリア人と共に戦う日本人』
(学研教育出版)ジャンルカ・ヴィアリ、ガブリエル・マルコッティ著/田邊雅之 監修

【選考委員評(佐山一郎)】
「丁寧かつヴォリューム感のある本作りに魅了される。原著の刊行年が2006年で訳出が遅れたにもかかわらず古さを感じさせないのは、日本側監修者・田邊氏の力が大きい。サッカーライティングの到達点と未来を感じさせてくれる一冊」

【次ページ】選考を終えて
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