“兄弟対決”が実現
二人ともブラジル出身の日系ブラジル三世。幼少期に、全国有数のブラジル人街である群馬県邑楽郡大泉町に移り住み、日本社会に順応しながら両親とともに兄弟むつまじく生活してきた。
弟フェリッペについては最新号のサッカー批評『ブラジル人出稼ぎ労働者の夢』のなかで紹介しているが、本人は「将来は尊敬する兄のようになりたい」とJクラブでの通訳業を志願していた。
昨年までは群馬県内の企業で営業職に従事し、日本語での読み書き、報告書の作成なども難なくこなしてきたが、今回、昔から抱いてきた夢が実現した形だ。
二人ともも日本人以上に綺麗でなめらかな日本語を話し、おまけに、二人揃って端正な顔立ち。ジュビロ磐田が今季J2を戦うことになり、ジュビロ磐田対ザスパクサツ群馬の対決では“兄弟対決”が実現する。
ともに指揮官のサポートをしながらイケメン日系ブラジル人兄弟が切磋琢磨する姿が見られることだろう。
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