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「守備的で期待外れ」、消極的だったマンUに現地識者から厳しい声。マタも香川と同様の問題抱える

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Marc Morris / Kaz Photography

「この結果はユナイテッドにとってあまり意味のあるものにはならなかった」

――BTスポーツ、マイケル・オーウェン氏(元ユナイテッド、リバプールFW/イングランド代表)

「勝ち点1はどちらの監督にとってもいい結果ではなかったし、期待外れに終わった。ファン・ペルシーは2つの決定機を外し、特にルーニーからの絶妙なボールを決めきれなかったのは結果に響いた」

――BTスポーツ、デビッド・オレアリー氏(元アーセナルDF/アイルランド代表)

「慎重で期待外れの試合内容で、どちらのチームも勝利には値しなかった。マタ、ファン・ペルシー、ルーニーの見せ場が少なかった。ファン・ペルシーは2度の好機を作ったが、今日の試合で活躍したのは両チームのGKだった。

 マタは好機を演出できる素晴らしい選手だが、彼を75分に交代させたのが、今日の試合内容を要約していた。今日は彼本来のプレーが見られなかった。モイーズ監督は引き分けに満足したかもしれないが、勝って首位に立ちたかったベンゲル監督にとっては残念な結果になった」

――BTスポーツ、オーウェン・ハーグリーブズ氏(元ユナイテッド、バイエルンMF/イングランド代表)

「この結果はユナイテッドにとってあまり意味のあるものにはならなかった。彼らは非常に守備的だったし、期待外れだった。個々の力はあるのに、決定機は開始直後のファン・ペルシーのシュートと、ルーニーがクロスでファン・ペルシーの頭に合わせてクロスバーを叩いた80分の場面のみに終わった。

 それ以外は、ためらいがちで試験的な内容だった。この種の試合で1人の選手が違いを作るのは難しい。両チームの攻撃の起点となるマタとエジルを例に挙げても、2人とも全く活躍できなかった。

 一番いいプレーをしたのは、両チームのGKと言うしかないし、それが試合の質を物語っていた。ユナイテッドは負けない試合をし、勝てば首位に立つチャンスのあったアーセナルは勝ち点を取りこぼした。昨季のユナイテッドだったら、今日はあの2つの決定機を決め、2-0で勝っていただろう」

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