「ペップはすごく徹底していて、決して容赦しない」
――だけど、そのファン・ハールとともに、2010年のタイトルを勝ち取った。それでも喜びはなかったと?
「そのとおりさ。試合の後、たとえ勝ち試合のあとでも、ロッカールームに歓喜の雰囲気なんかなかった。生きる喜びなんてかけらもなかったね」
――ペップ・グアルディオラはどう?
「彼が来てから、俺は、自分がイニシアチブをとることや、自分の中にあった『ゴールを決めることへの渇望』を呼び起こされた。彼は俺にこう言ったんだ。『君がもっとゴールを決めるところが見たい。ボールを獲ったら自分のためにプレーしていいんだ。どんどん仕掛けて行け』ってね。
練習になると、俺はいつものクセが出て、ゴールの2メートルくらい前まで来ると、シュートを決められそうな奴を探してパスを出していた。そんなときペップが言うんだ。『違う!お前だ!自分で打て!』って」
――君にそういう指導をした監督は彼が初めて?
「そうなんだ。しかもものすごく徹底していて、決して容赦しない。その分、俺がゴールを決めたときに真っ先に喜んでくれるのも彼だ」
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