ACミランFWマリオ・バロテッリが8日の1-3で敗れたナポリ戦でゴールを奪えず、途中交代となった後、ベンチで涙を流していたが、新加入のモロッコ代表MFアデル・ターラブが涙の理由をイタリアテレビ局メディアセットのインタビューで明かした。
「マリオはナポリに住んでいる娘のために特別な時を過ごしている。その娘にゴールを捧げたかったんだ」
バロテッリは自身のツイッターでショーガールのラファエッラ・フィーコさんとの間にできた女児ピアちゃんが自分の子供であると認めたばかりだった。
そして、ピアちゃんは母親とともにナポリに住んでいる。スタジオ・サンパウロで行われたナポリ戦で娘へのゴールを約束していたのだろうか。不発で約束を果たせなかった自分への不甲斐なさが大粒の悔し涙となってこぼれ出た。
『僕はモロッコのバロテッリ』を自ら称するほど悪童ストライカーを愛するターラブはナポリ遠征でビーチ際を一緒に散歩して以来、すっかり仲良くなったという。早くも仏モンペリエにレンタル移籍中のFWニアンと負傷離脱中のイタリア代表エルシャラウィというバロテッリの大事な2人の親友に代わるほどの存在となっている。
【次ページ】「マリオにも心も感情もある、ロボットではない」