「持ち味であるドリブルやスピードを活かしてゴールを取りたい」
「フル代表の選手はすごいですね。選ばれてプレーするのは嬉しいです。今日は初日だったから若干緊張しました。中村(憲剛)選手だったり、遠藤(保仁)選手だったり、パスをもらう側としてはプレーしてみたかった人ばっかりなんですけど、実際に一緒にやってみて、やっぱり素晴らしい技術を持っていると感じました。
そういう中で、まず試合に勝ちたいですし、自分の持ち味であるドリブルやスピードを活かしてゴールを取りたいし、そういう姿を見てもらいたいです。地元でやる試合だから、地元(愛知県)のみなさんに喜んでもらいたいと思っています」と物怖じしない姿勢を見せていた。
すでに最終予選進出を決めている日本にとっては消化試合でもあるため、宮市への注目度はより一層、高まった。彼がいつピッチに立つのかを多くの人々が今か今かと見守っていた。案の定、彼はベンチスタート。かつてカズ(三浦知良)が背負った11をつけ、彼は戦況をじっと見守っていた。
香川や岡崎慎司、内田ら欧州組8人が先発したこの試合。ウズベキスタンも9月のアウェイ戦に出ていたのはカパーゼ(アクトペ=カザフスタン)ら4人だけで、ジェパロフ(城南一和)ら中心選手が揃って不在。U-23世代のメンバー主体のチーム構成ということで、日本にとっては戦いやすいはずだった。
その予想通り、日本が圧倒的にボールを支配し攻め込んだが、思うように得点に結びつかない。ハーフナー・マイクのところでボールを収まらず、シュートに持ち込めない。前半のシュート数5本という数字に対して、宮市も「シュートが少なかった」と感想を漏らしていた。