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ブンデス日本人選手、第20節現地採点を振り返る。得点王ラモスを支える献身性、細貝に納得の高評価

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第20節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

text by 本田千尋 photo by Ryota Harada

追い込まれたハンブルガーSV

ブンデスリーガ第20節日本人選手採点

Kicker誌(2014年2月10日付)
岡崎慎司「5」細貝萌「2」清武弘嗣「3」酒井高徳「5.5」内田篤人「2.5」

Bild誌(2014年2月10日付)
岡崎慎司「5」細貝萌「2」清武弘嗣「4」酒井高徳「5」内田篤人「3」

(長谷部誠、酒井宏樹、乾貴士については試合出場なし)

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細貝と並んで高評価を得た内田だが、試合終了間際に負傷【写真:原田亮太】

 ハンブルガーSVが降格の危機に瀕している。「HSVの降格」は特別な意味合いを持っている。北の港町ハンブルクを本拠地とするチームは、1963年以降、つまり現ブンデスリーガが創設されて以来、未だかつて1度も2部に降格したことがないのだ。

 ホームスタジアムのイムテックアレーナには、50年近くに渡る残留の時を刻み続けるデジタル時計がある。その時が止まるか、止まらないか。今、まさに瀬戸際なのである。

 Bild誌(2014年2月10日付)は「HSV VOR DEM ABSTIEG(降格へと向かうHSV)」としてHSVを取り巻く様子に一面を割いた。中指を立てて怒りを露にするファンの姿、試合終了後チームバスに乗り込もうとするファン・デル・ファールトの腕を掴むひげオヤジの姿、ひいては係員にまで詰め寄ろうとする一群……タブロイド紙ならでは、扇動的な紙面作りである。

 今回は前回に続いて、そのHSVと対戦した細貝萌選手にKicker、Bild両誌上で付与された点数について見つめてみることとする。

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