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クロス偏重のマンUスタイル、現地識者が非難も危機感足りぬ指揮官「運に見放された。できることすべてやった」

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「クロスの質は非常に悪かったし、こぼれ球を拾う選手の数も少なかった」

クロス偏重のマンUスタイル、現地識者が非難も危機感足りぬ指揮官「運に見放された。できることすべてやった」
最近出場機会のない香川にもチャンスが巡ってくる可能性も【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

――マーク・ローレンソン氏(元リバプールDF/アイルランド代表)

「マタはまだ3試合しかプレーしていないため、チームに順応しきれていない。ルーニーも本来なら中盤にもっと顔を出してボールに絡むが、今日は前線に張り続けていた」

 一方、試合を放映したスカイスポーツでは次のような解説がなされた。

――ジェイミー・キャラガー氏(元リバプールDF/イングランド代表)

「今日のスタッツを見て喜ぶのはユナイテッドではなくフラムだろう。ユナイテッドのクロスの数(81本)はリーグ最多を記録したが、質がなかった。ユナイテッドはクロスを多用するチームになっているが、その質は非常に悪かったし、こぼれ球を拾う選手の数も少なかった」

 ユナイテッドの次なる試合は、12日に敵地で行われるアーセナル戦。中2日の過密日程となり、チームローテーションも予想されるため、最近出場機会のない香川にもチャンスが巡ってくる可能性もある。

 だが、3戦連続アシストを記録しているマタやトップ下のルーニーは定位置を確保した感があるだけに、今後も香川にとっては厳しい冬が続きそうだ。

【了】

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